糖尿病の薬物治療
適切な血糖値を目指す
糖尿病の治療薬は日々、飛躍的に進歩しており、良い治療薬の種類も増えています。 これらを患者の皆様ひとりひとりに合わせてチョイスし、いかにうまく組み合わせて低血糖なくまた血糖値の振れ幅を小さくして、また体重を適切に保ち、良い血糖コントロールを実現し、治療していくかが私の重要課題です。
1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)
1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)ではインスリン治療が必須となります。また1型糖尿病では飲み薬としてSGLT2阻害薬も追加可能となっています。自宅での血糖管理法として、従来型の自己血糖測定に加え、持続的血糖モニターとしてフリースタイルリブレ2を当院では推奨しています。
2型糖尿病
2型糖尿病では、肥満があるか無いかで分かれますが、メトホルミン、SGLT-2阻害薬、DPP4阻害剤、経口インクレチン製剤、αグルコシダーゼ阻害剤、最少量のSU剤、グリニド系薬剤、イメグリミンなどと、必要あればインスリン注射、インクレチン注射剤を単独または組み合わせて使用します。適切な体重に向かう方向でかつ低血糖を起こしやすい薬剤は最少量で使用致します。