肺炎予防接種
定期肺炎予防接種(肺炎球菌ワクチン)
平成26年10月1日より、肺炎予防のための新制度がスタートし、肺炎球菌予防接種は高齢者を対象とした定期予防接種(国が一定の年齢で受けるようにすすめている接種)となります。
肺炎を予防するために、うがいや手洗いなどを日常的に行うことが必要ですが、予防接種を受ける事でさらに肺炎予防を強化することができます。65歳以上の高齢者や免疫が低下している方におすすめです。(※すべての肺炎を予防できるわけではありません。)
インフルエンザワクチンは接種できない時期がありますが、肺炎予防接種は季節に関係なくいつでも接種することが可能です
定期肺炎予防接種:費用
定期予防接種の対象となる方は、費用の一部負担で接種が受けられます。
福岡市在住の方は4,200円となっています。ご来院の際は氏名・居住地を証明できるもの(健康保険証、介護保険証または運転免許証)を必ずお持ちください。
福岡市以外の福岡県在住の方も当院で接種可能です。不明の点や詳細はお住まいの各市町村の窓口にお尋ねください。
当院は福岡県予防接種広域化実施医療機関です。
※過去に肺炎球菌の予防接種を受けたことのある方は、定期予防接種の対象とはなりません。
定期肺炎予防接種の対象となる方
- 本年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上となる方
- 60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
定期肺炎予防接種に該当しない方
65歳未満の方や、過去に肺炎予防接種を受けて5年以上が経過し再接種をご希望の場合などは、自由診療にあたり一部公費負担の対象外となります。 当院では1回8,000円で接種をしています。事前にお電話にてご連絡ください。
定期予防接種ワクチンの効果
肺炎球菌には93種類以上の型があり、現在使われている肺炎予防接種のワクチンでは23種類の型に対して免疫をつけることができます。 1回の接種で23種の型ほとんどに対し、有効レベル以上の免疫ができます。
この免疫は持続して約5年続きます。5年目以降も効果は残っています。個人差があり長い人は8~10年抗体がもつ方もあります。
肺炎予防接種後に、注射部位の腫れ、痛み、ときに軽い熱がみられることがありますが、日常生活に差し支えるほどのものではありません。数日で消失します。
「プレベナー13」
当院では、肺炎球菌ワクチン「プレベナー13」も接種が可能です。
このワクチンは、国の制度「定期予防接種」で使用されるワクチン「ニューモバックスNP」より長期的な効果が見込まれております。患者さんからご希望があり、接種可能と医師が判断できた場合に自費接種となります。(接種料金10,800円)
予約制ですので、ご希望の場合は必ずお電話でご連絡ください。