甲状腺疾患
甲状腺機能亢進症
甲状腺は非常に重要なホルモンであり、ホルモンの調節がうまくいかない場合に、様々な症状がでてきます。
当クリニックで甲状腺甲状腺機能亢進症が、発見された場合は確定診断のため一度総合病院を受診してもらいます。バセドウ病と確定した際には、原則として抗甲状腺剤で治療します。
3~4割の方が6~12ヶ月程度で正常化します。
薬物治療の最大の欠点は、治ったと思い薬を中止した際に、約50%が再発することです。薬を中止した後に再発した方、薬を中止できない方たちは、今まで通り薬物治療を続けるか、別の治療を行うことも考える必要があります。
別の治療には、手術と放射性ヨード治療(アイソトープ治療)があります。 この際は再び専門の総合病院を受診してもらいます。
甲状腺機能低下症
成人のうちかなり多くの方が慢性甲状腺炎のために甲状腺機能低下症になる可能性があります。
その他、バセドウ病術後やアイソトープ治療後になることもあります。
治療は不足した甲状腺ホルモンを外から補うことです。
甲状腺の腫瘍性病変が疑われる場合は専門の総合病院を紹介します。